整体師の仕事内容とは?就業先や働き方について詳しく解説!

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こんにちは。「THERAPHILIA」(セラフィリア)編集部です。
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様々なお役立ちコンテンツをご用意しておりますので、是非ご覧いただければと思います♪

整体師の仕事は施術だけではなく多岐に渡ります。また、整体師を目指す上でどのような就業先があるかも気になりますよね。
具体的な仕事内容やTHERAPHILIAが独自調査したリアルな就業先の種類・働き方について詳しく解説します!

整体師とは?

手技で身体のゆがみを改善し、体調を整える施術者のこと

整体師とは、主に手技を用いて身体のゆがみを改善し、体調を整える施術者のことをいいます。

  • 疲労回復 ・美容効果(エステ)
  • リハビリ効果(スポーツ、介護)

以上のように、施術効果は多岐にわたるため、整体師が活躍する場も幅広いことが特徴でしょう。

なお日本は、類似した施術を実施する、国家資格の柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師、民間資格のボディセラピストやカイロプラクターなどを総称し、「整体師」と呼ぶ場合があります。

関連記事:社会人が整体師になるには?働きながら整体師を目指す方法や勉強方法のポイントを紹介!

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整体師の仕事内容

では、整体師はどのような仕事をおこなうのでしょうか? 仕事内容について以下詳細をまとめました。

受付・会計

整体師は施術だけでなく、院内・店内業務を一通り担当します。
来院したお客様の受付、施術後の会計は必ず対応する仕事といってよいでしょう。

具体的な受付・会計業務は以下が挙げられます。

  • 来院者の名前、利用するコースの確認
  • 初来院のお客様情報登録(名簿作成、会員証の発行など)
  • 待合スペース、更衣室への案内
  • レジ会計(必要であれば次回予約受付)

その他、電話・ネット予約対応や、予約スケジュール管理もおこないます。

カウンセリング

施術前には、カウンセリングでお客様の症状や希望をヒアリングし、適切な施術内容を提案します。 先に問診票へ記入してもらい、問診票を確認しながらヒアリングするケースもあります。

  • 整体院の利用が初めてで、症状の伝え方がよくわからない
  • ほかの整体院ではあまり効果が感じられなかった

以上のように、お客様が抱える悩みは人それぞれといえるでしょう。

はじめに丁寧なカウンセリングを実施することで、不安や緊張を取り除くことが重要です。
お客様と信頼関係が結べると、リピート率が上がるというメリットにもつながるでしょう。

施術

カウンセリング後、施術に入ります。

手技の強さの加減、痛みはないかなど、適宜確認しながら進めていきます。

なお施術中は、静かな環境を好むお客様と、会話を楽しみたいお客様がいらっしゃいます。
お客様の嗜好を察知するのも施術者のスキルといえるでしょう。

また、店舗により異なりますが、顧客管理の一環としてカルテを作成する場合があります。
施術後にカルテを記入し、お客様の既往歴や症状、施術記録を残します。

保険診療をおこなっている整骨院・接骨院では、保険請求の兼ね合いから、カルテ管理をするケースが多いでしょう。

集客

自身が経営者や店舗責任者の場合、集客業務をおこないます。

主な集客方法としては以下が挙げられます。

  • Webサイト(店舗Webページ、集客サイト)
  • SNS(Twitter、Instagramなど)
  • チラシ(新聞折り込み、ポスティング)

現在はWebからの集客が主流となるため、

どの媒体をメインに集客するか
有料集客サイトを使用する場合の予算
店舗WebページやSNSの発信内容や更新頻度

以上を考えながら対策していく必要があるでしょう。

特に新規客を多く獲得するためには、店舗や施術者の特長・強みの打ち出し方(他院との差別化)やお得なクーポンの発行など工夫が重要になってきます。

事務・雑務

整体師は以下の事務業務も担当します。

  • 問診票・カルテのデータ入力
  • 顧客リスト作成管理
  • 顧客へのダイレクトメール、メールマガジンの作成発行

また、整骨院や接骨院において保険診療を実施した際は、保険請求業務(レセプト)が発生します。
専任の事務員がいない場合は、整体師が対応することもあるでしょう。

さらに、経営者や店舗責任者は、経費や従業員の給与計算やシフト管理など、経理・労務事務もこなす必要があります。

以上は基本的にPC上で処理・管理しますので、PC入力程度のスキルは必須といえるでしょう。

その他、雑務として、店舗の清掃、施術に使用する備品の発注・管理があります。

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整体師の就業先

整体師の就業先についても見ていきましょう。
今回、THERAPHILIAが就業先の割合を独自調査しました。

それぞれの就業先には、どのような特徴があるでしょうか?具体的に以下解説していきます。

整体院

整体師の主な就業先の1つが整体院です。
全体の2割弱を占め、民間療法として身体の不調改善や疲労回復に向けた施術をおこないます。

  • マッサージ
  • こりほぐし
  • 骨格矯正
  • カイロプラクティック
  • リフレクソロジー等との組み合わせ

以上のようなさまざまな施術サービスが展開されているため、顧客は自分の目的や症状に合った整体院を選択できるのが特徴といえるでしょう。

また、整体院は未経験から就業しやすいケースが比較的多いため、整体師を目指す方に人気の就業先でもあります。

リラクゼーションサロン

整体院同様、さまざまな施術サービスを提供し、整体師の就業先の約1割を占めるのがリラクゼーションサロンです。

肉体的・精神的リラックス効果のある施術が特徴で、アロマセラピーやオイルトリートメントなどを取り入れたコースを展開するサロンが多い傾向にあります。

女性専用のサロンやエステティック寄りのサロンもありますので、ヒーリングや美容に興味がある方におすすめの就業先でしょう。

整骨院・接骨院

実は、整体師の就業先として一番多いのが「整骨院・接骨院」で、全体の4割以上を占めます

柔道整復師の国家資格がないと働けない印象ですが、治療行為(骨折治療や保険診療)にかかわらない施術については、別途民間資格を有した施術者を雇用しています。

つまり、整骨院・接骨院で働く整体師も、整体院と同様、骨格矯正や身体のこりをほぐしながら体調を整える施術をおこないます。

また、柔道整復師の補助を務めることもあるため、将来的に柔道整復師の資格取得を考えている方におすすめの就業先といえるでしょう。

関連記事:整体師の国家資格はある?資格の種類は?整体師になるのに資格はいらない?…あらゆる疑問に徹底回答します!

温泉・ホテル・スポーツクラブ

整体師の就業先で意外と多いのが、大型の温泉やホテルなどの宿泊施設、スポーツクラブ併設のリラクゼーションサロンです。

また、温泉やホテルでの勤務は、整骨院や整体院に所属しながら出張するケースがあり、出張型も合わせると就業先の1割以上が温泉・ホテル・スポーツクラブとなります。

働き方の特長としては、各施設の繁忙時間帯が夕方~夜間であるため、勤務シフトも夕方以降となるのが多いことでしょう。

22時以降の深夜シフトがあるサロンもあるため、

  • 夜間で働くほうが都合がよい
  • 少しでも多く稼ぎたい(深夜割増賃金)

以上のような方におすすめの就業先です。

介護施設・病院

介護施設や病院も主な就業先の1つといえるでしょう。

高齢者や身体障害者、病気・ケガをしている患者のリハビリや健康増進サポートがメインとなる仕事です。

いずれも施設の特性上、施術だけではなく、介助や送迎も担当する場合があります
そのため、初任者研修や介護福祉士、自動車免許の資格を有していると採用されやすいでしょう。

なお、リハビリ専任として機能訓練指導員を目指す場合は、以下の国家資格が必要となります。

≪機能訓練指導員になるための国家資格≫

看護師
理学療法士
作業療法士
言語聴覚士
あん摩マッサージ指圧師
柔道整復師
鍼灸師(はり師、きゅう師)

参考サイト:BrushUP学び
参考:BrushUP学び/介護・福祉の資格・スキル

スポーツチーム

スポーツトレーナーとして、スポーツチームに参画するというのも整体師の働き方の1つです。

  • ストレッチの補助、指導
  • マッサージ
  • リハビリ
  • 怪我の応急処置

以上のような選手サポートをおこないます。
選手の身体メンテナンスを担う、重要な役割といえるでしょう。

最近では、選手のフィジカル面強化を担当するフィジカルトレーナーとしての対応が求められる傾向にあるのも特徴です。
身体構造や効果的なトレーニングの方法など、深い知識が必要となってきます。

また、チームに帯同しながらの仕事になるため、フリーランスで活動するなど、柔軟に働ける人が望ましいでしょう。

講師・インストラクター

整体師を養成する専門学校等の教育機関において、講師・インストラクターに就くという選択肢もあります。

なお、実務に即した教育カリキュラムを組むスクールが大半です。
まず自分自身が整体師としての経験を身につけておく必要があるでしょう。

講師・インストラクターの求人は少ない傾向にあります。
講師やインストラクターを目指す場合は、指導スキルを高めるためにインストラクター養成講座を受講するなど、あらゆる経験値を上げておくことが推奨されます。

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整体師の働き方について

正社員として働く

整体師の最も多い働き方は、正社員での就労です。

給与面・処遇面が安定している、かつ、フルタイムでしっかり勤務できるため、整体師としてのスキルを上げていくことが可能です。
店舗責任者や地域店舗を統括するマネージャーへキャリアアップを目指すこともできますので、キャリア形成を重視している方にもおすすめでしょう。

また、正社員で働いた場合、店舗運営に必要な施術以外のスキルも身につけられます。
将来的に独立・開業を目指す場合も、まずは正社員としてのキャリアを積むことが推奨されるでしょう。

パート・アルバイトとして働く

パート・アルバイトとして働く方法もあります。

パート・アルバイトは未経験者が就業しやすいというのが特徴でしょう。
THERAPHILIAの調査(※)では、パート・アルバイト雇用をおこなう就業先の41%が未経験者の採用を実施。
時給は1,050円~1,300円が相場となっています。

パート・アルバイトで働くことを検討する場合は、

整体師の資格取得と並行してアルバイトを始める
正社員登用制度のある就業先で経験を積みながら正社員を目指す

以上のような働き方が推奨されるでしょう。
また、短時間勤務を選べるケースが多く、副業として働くことも可能です。

1点注意しておきたいのは、就業先の約7割がシフト制を導入しており、固定の曜日・時間での働き方が難しい場合があります。
ある程度柔軟性を持った働き方が必要といえるでしょう。

※2022年11月記事執筆現在、ハローワークインターネットサービス掲載求人よりセラフィリアが算出

関連記事:整体師の年収はどれくらい?平均月給や収入アップの方法など、知りたい情報を詳しく解説!

独立・開業して働く

整体師として経験を積んだ後、独立・開業をする方も少なくありません。

  • 独自のサービスを展開したい
  • ビジネスとして成功させたい
  • 整体師を育成していきたい

以上のような目標がある方は、独立・開業による働き方が推奨されるでしょう。

ただし、整体師としての高度なスキルはもちろん、店舗経営の知識が重要となってきます。
別途経営のノウハウを学ぶ必要性もあるでしょう。

店舗責任者など役職へキャリアアップできる就業先で経営知識をつける
整体師の資格を取りながら経営について学べる講座を受講する

以上のように、長期スパンで計画を立てることが、独立・開業成功のためのキーポイントになるでしょう。

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