リフレクソロジーは自宅でも簡単にチャレンジできることをご存知ですか?
今回は、初心者の方でもすぐに実践できるリフレクソロジーのやり方を、事前準備から代表的な反射区の刺激方法までわかりやすく解説します!
まずは施術の準備からスタート
用意するもの
リフレクソロジーの施術をはじめるにあたり、事前準備をおこないましょう。
用意するものは以下となります。
- フットバス(両足が入るサイズの洗面器やバケツでも代用可)
- 蒸しタオル(手を温める分)
- クリーム、オイル
手足を温める
施術をおこなう前に、まず手足を温めることからスタートします。
身体を温めておくと血行がよくなり、リフレクソロジーの効果がさらに高まります。
足はフットバスを用いて、40℃くらいのお湯で温めます。
手も同様にお湯または蒸しタオルなどで温めましょう。
お風呂に入り、全身を温めても構いません。
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/foot-bath.jpg)
なお、施術者の手も温めておきましょう。
冷たい手で皮膚に触れると、冷感刺激を感じ、リラックス効果が得られません。
施術中は室内も暖かくし、床に直接座って施術する場合は、マットを敷くなどして体が冷えないように対策することが推奨されます。
クリームやオイルを塗る
次に、足裏などの施術部位にクリームやオイルを塗ります。
クリームやオイルは、
- 施術時の皮膚のひきつれによる痛みを防止
- 滑りをよくし、スムーズな施術が可能
以上の役割を担うため、リフレクソロジーには必須のアイテムです。
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/massage-cream.jpg)
使用するクリーム・オイルは、マッサージ専用のものが推奨されますが、美容クリームやベビーオイルでの代用も可能です。
ふくらはぎ・足首をほぐす
準備段階の最後に、ふくらはぎや足首をほぐします。
血液や老廃物を流れやすくするために、先行して足の反射区以外をもみほぐしておきましょう。
筋肉を柔軟にすることで、こむら返りを防ぐ意味もあります。
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/rub-the-calves-1.jpg)
セルフで足をほぐす場合は、イスに座るまたは床に腰を下ろし、足を片方の膝にのせて足首をゆっくり回します。
足首の甲と裏側を伸ばしてストレッチし、その後、ふくらはぎをやさしくもみほぐしていきます。
代表的な足の反射区(ツボ)を刺激してみよう
事前準備が整ったら、いよいよリフレクソロジーの施術に入りましょう。
以下、代表的な足の反射区と施術方法を紹介します。
身体で不調を感じている箇所を中心に実践してみてください!
腎臓、輸尿管、膀胱に効く反射区
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/kidney.png)
老廃物の排出にかかわる反射区で、腎臓・輸尿管・膀胱に効くといわれています。
土踏まずの中央上部から、かかとの内側のつけ根まで力を抜かずに指をすべらせていきます。
甲状腺に効く反射区
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/thyroid.png)
代謝に効果的な甲状腺の反射区です。
足の親指と人差し指の間に手の指をあて、半円を描くようになぞります。
僧帽筋、肺、肩に効く反射区
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/shoulder.png)
肩こりを改善したい方におすすめの反射区です。
肺にも効果があるといわれています。
まず両手で足を支えます。 足の人差し指のつけ根に手の親指をあて、足の外側に向けて押し広げます。
胃、膵臓、十二指腸に効く反射区
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/stomach.png)
消化機能を活性化する反射区です。
土踏まずの内側を円を描くように刺激します。
小腸、大腸に効く反射区
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/intestine.png)
栄養の吸収、排せつを促す小腸・大腸の反射区です。
小腸は土踏まずの中央をかかと側に向けて強めに刺激していきます。
大腸は土踏まず中央からコの字を描くようにしっかり押していきます。
子宮、卵巣に効く反射区
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/uterus.png)
女性特有の不調を改善したい場合におすすめの反射区です。
手の親指を使い、くるぶしとかかとの中心付近からくるぶしの上部に向け、円を描くように刺激します。
足外側のかかとからくるぶしにかけての範囲が卵巣、内側の同範囲が子宮に効くといわれています。
頭部に効く反射区
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/head.png)
足の指は、脳・首・耳・目・鼻など頭部の各器官とつながる反射区です。
足裏側から足指のつけ根を上に向かって1本ずつもみほぐします。
リンパ腺に効く反射区
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/lymph-gland.png)
全身をめぐるリンパ腺につながる反射区です。
反射区は足の甲側にあります。足指の間に手の親指をしっかりあて、足首の方向にすべらせるように押しましょう。
足の親指側から小指側までそれぞれ刺激していきます。
関連記事:リフレクソロジーの健康・美容効果について
手や頭にもリフレクソロジーの効果が出るツボがある
ハンドリフレクソロジー
リフレクソロジーには、手に施術をする「ハンドリフレクソロジー」もあります。
手の反射区を刺激することで、身体の健康増進につなげます。
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/hand-reflex-area.png)
靴や靴下を脱がずに施術できるため、いつ・どこでも気軽に実践可能というメリットが特徴的です。
頭のツボ
頭にも多くのツボがあります。
いちばん代表的なツボである「百会(ひゃくえ)」は、頭頂部のほぼ中心に位置します。
頭痛・肩こり・眼精疲労・不眠などあらゆる不調を改善する万能なツボといわれています。
![](https://www.theraphilia.jp/wp-content/uploads/2022/10/acupuncture-points-on-the-head.png)
頭のマッサージは、頭の血行がよくなるため、抜け毛改善などの効果も期待できます。
頭皮ケアにもおすすめといえるでしょう。
もっと詳しい施術を知りたい場合は、リフレクソロジー講座を受けてみよう!
代表的な反射区だけでも、さまざまな効果が得られることがおわかりいただけたかと思います。
高価なマッサージ機なども必要なく、誰でも手軽に始められるのがリフレクソロジーのメリットといえるでしょう。
もっといろいろな反射区を知りたい、具体的な手技について知りたいという方は、ぜひリフレクソロジー講座を受講してみてください。
プロの講師から正しい知識と手技を学ぶことで、より一層リフレクソロジーの効果が感じられるでしょう。
関連記事:通信でリフレクソロジー資格が取得できるおすすめスクールを紹介!通信講座選びのポイントや通信で学ぶメリットも解説します!